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miraDry®システム(ミラドライシステム)
ミラドライは、“ワキ汗”や“におい”の原因となる汗腺にマイクロ波※を照射し、熱のダメージ(焼灼および凝固)を与える治療です。
ダメージを受けた汗腺は、発汗機能が停止するため、“ワキ汗”や“におい”を抑えることができます。
治療直後から効果を実感することができ、高い効果と長い持続期間が期待できます。
※電磁波。他の医療分野でも用いられる安全なエネルギーで、家庭用では電子レンジと同じ原理です。
切らないワキ汗治療器、マイクロ波を使用した医療承認器
マイクロ波を用いた新しいアプローチ
皮膚にマイクロ波を照射すると、細胞内の水分子が振動することで熱が発生します。また、皮下組織が真皮と異なる伝導性・誘電率を持つため、マイクロ波が皮下組織で反射します。 これにより、汗腺が存在する真皮深層から皮下組織浅層に温度の高いヒートゾーンを形成し、汗腺を焼灼・凝固します。
同時に、皮膚表面のコンタクト・クーリングにより、ヒートゾーンを真皮と皮下組織の境界付近にとどめ、さらには表皮に向かう熱伝導の影響を抑え、表皮や真皮浅層の熱損傷を防ぐため、安全で効果的なワキ汗治療が可能になります。
miraDry®の効果と安全性
ワキ汗の原因となる汗腺の大部分が存在する真皮深層から皮下組織浅層をマイクロ波を用いて加熱することで、汗腺を焼灼・凝固し、発汗を抑制します。
汗腺を焼灼・凝固するため、高い効果が得られ、長期的に効果が持続すると考えられています。
(海外臨床試験のフォローアップデータにおいて、最長2年間の持続)
患者様に優しい治療
メスを使わない
ミラドライは、マイクロ波をお肌にあてる治療で、手術のようにメスを使いません。
痛みはほとんどなし
照射する前に局所麻酔を行いますので、治療中の痛みは、ほとんどありません。
※痛みの感じ方には、個人差があります。
傷あとが残らない
皮膚を切らないので、傷あとが残らず、周りに気付かれる心配もありません。
1日で両ワキの治療が完了
両ワキの照射で、60〜75分程度です。その他に、診察・麻酔・マーキング・照射後の冷却があります。
日常生活に支障が少ない
日常生活に支障が出ることは、ほとんどありません。治療当日からシャワー浴も可能です。
※治療後数日間は、激しい運動は避けてください。
効果が高く(※1)、長く続く(※2)
1回の治療で長期間の治療効果が期待できます。
※効果のあらわれ方と持続期間には、個人差があります。
※1)
Clinical evaluation of a microwave device for treating axillary hyperhidrosis. Dermatologic Surgery, 38(5), 728-735, 2012
※2)
Long-term efficacy and quality of life assessment for treatment of axillary hyperhidrosis with a microwave device. Dermatologic Surgery, 40(7), 805-807, 2014
当院での治療方針と治療器具について
当院ではリーズナブルな価格で施術していますが、最大出力で照射範囲も最大で行っています。
また、麻酔自体も専用の極小針33G針を5本使うなどその消耗品自体にも費用をかけてできるだけ痛みの無いように患者さんに提供しています。
さらに消耗品チップは3時間経てば自動的に使用できないようにブロックがかかる仕様のため患者さん専用で、一切使いまわしができません。
そのため当院ではチップの使いまわしは全く行っておりませんのでご安心下さい。
当院のミラドライの注射針へのこだわり
ミラドライとはマイクロ波(電磁波)を皮膚の上から照射しその熱で汗腺を破壊する、ワキガの切らない治療です。
しかし、麻酔無しではとても熱くて耐えられません。
そこで、前もって麻酔をして痛みをなくすのですが、この麻酔自体も痛みを伴います。
当院でも当初は従来の長い針を用いて皮下をくぐらせて薬液を注入していましたが、治療前に長い針を見て驚かれる患者様が多かったので、現在は極小針を用いた麻酔法を使用しています。
全くの無痛ではないものの、長い針に比べて痛みも軽減。汗がダラダラ出るとういうこともなくなりました。
色々工夫しながら患者さんのために努力しています。
治療日の決定と事前の準備
治療日の決定について
治療後に腫れや赤みが見られるため、以下のような予定のある方は、治療日を検討する必要があります。
治療後1週間以内に、
- 袖のない衣服を着用する予定のある方
- 旅行に行く予定のある方
- 治療部位に負担がかかること(運動など)をする予定のある方
事前の準備について
治療の2~3日前に、ワキの下の毛を剃ってきていただきます。
治療後に注意すること
治療後は以下の点に気をつけてください。
- 治療後数日間は、多量な飲酒は避けてください。
- 治療後数日間は、入浴は控えて、シャワー浴にしてください。
- 不快感がなくなるまでは、治療部位を擦らないようにし、泡でやさしく洗う程度にしてください。
- 不快感がなくなるまでは、シェービングや制汗剤の使用は避けてください。
- 治療部位を刺激しないよう、ゆったりとした服装を着用してください。
- 治療後1週間程度は、治療部位に負担がかかること(運動・重い荷物を持つなど)は避けてください。
- 治療後数日間は、気圧の変動を招くような行動(飛行機に乗る、山登りをするなど)は避けてください。
治療後に起こりうること
治療後下記のような事柄が起こる場合があります。
- 治療直後に、ワキの下に吸引による一時的な赤みが出る場合がありますが、数日でおさまります。
- まれなケースで、治療部位以外の場所にむくみが起こる場合がありますが、1週間くらいでおさまります。
- ヒリヒリする感じや腫れた感じがすることがありますが、2~3週間くらいでおさまります。
- 治療部位を押した時に、痛みや不快感を感じる場合がありますが、2~3週間くらいでおさまります。
- 治療部位が固くなったり、くぼみが見られる場合がありますが、一時的なもので、2ヶ月くらいでおさまります。
- 治療部位やその周辺でしびれを感じたり、感覚が鈍くなる場合がありますが、一時的なもので、3ヶ月くらいで改善します。
※治療経過や反応には、個人差があります。
Q&A
ミラドライについて
- ミラドライの治療時間は、どのくらいですか?
-
両ワキへの照射で、60~75分程度です。
その他、診察・麻酔・マーキングや照射後の冷却があります。
詳しくは、医師またはスタッフまでお問い合わせください。
- ミラドライ治療中に、痛みはありますか?
- 治療部位には、事前に局所麻酔をするためほとんどの患者様は、ミラドライ治療中は、痛みを感じることはありません。※個人差があります。
- 治療後、通院する必要はありますか?
- ほとんどの場合、通院は必要ありませんが、医師の判断により異なる場合があります。
- 何回ぐらい治療する必要がありますか?
- 基本的には1回治療ですが、さらなる効果を希望する場合は、3ヶ月以上の間隔をあけて次の治療を行うことができます。
- ワキの下の汗腺がなくなった場合、何か問題はありますか?
-
身体全体には400万もの汗腺があり、ワキの下にあるのは、そのうちの約2%です。
この2%をなくしても、身体の機能、汗による体温調整に影響することはありません。
※当院のmiraDry®(ミラドライ)施術料金は税込み・消耗品チップ代・麻酔代すべて含めての値段です。