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エキシマレーザー
エキシマレーザー治療とは?
皮膚疾患の治療に有効な308nmの波長を持つ紫外線を患部に照射する治療法です。従来の紫外線療法と比べて、以下の特長があります。
■ 高い治療効果:輝度が高く、効率的に光を皮膚に届けます。
■ ピンポイント照射:患部だけに照射できるので、健康な皮膚への影響を抑えます。
■ 治療時間の短縮:少ない照射回数で効果が期待できます。
エキシマレーザーが皮膚疾患に効果的な理由
1.免疫調節作用
308nmの波長は、皮膚の免疫反応に関与する細胞に作用し、過剰な免疫反応を抑制します。
具体的には、Tリンパ球と呼ばれる免疫細胞の働きを抑えたり、炎症を引き起こす物質の産生を抑制したりすることで、炎症を鎮静化させます。これにより、乾癬やアトピー性皮膚炎などの炎症性皮膚疾患の症状を改善します。
2.細胞増殖抑制
308nmの波長は、皮膚の細胞の増殖を抑制する効果があります。乾癬では、皮膚の細胞が異常に増殖することで、赤い斑点や鱗屑が生じます。エキシマレーザーは、この細胞の増殖を抑えることで、症状の改善を促します。
3.色素細胞刺激作用
308nmの波長は、メラニン色素を作る細胞(メラノサイト)を刺激し、メラニンの生成を促進します。白斑では、メラノサイトが破壊されることで皮膚の色が白く抜け落ちます。エキシマレーザーは、メラノサイトを刺激することで、色素の再生を促し、白斑の改善を助けます。
適応となる主な疾患
- 尋常性乾癬
- 尋常性白斑
- 掌蹠膿疱症
- アトピー性皮膚炎
- 円形脱毛症
・・・など
施術の流れ
- 1.患部の状態を確認
- 2.適切な照射量を設定
- 3.患部にレーザーを照射 (数秒~数十秒)
副作用
- 発赤
- かゆみ
- 水疱
- 色素沈着色素沈着
・・・など
副作用は一時的なものがほとんどですが、気になる場合は医師に相談してください。
治療を受ける際の注意点
- 治療中は目を保護するためにゴーグルを着用します。
- 日焼けは避け、日焼け止めを使用してください。
- 妊娠中や授乳中の方は、治療前に医師に相談してください。